1) 刈込み |
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作業前に刈高15〜20mmで刈込みます。
(少々、芝を低く刈りすぎるかもしれませんが構いません) |
2) サッチ除去 |
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サッチ(芝の茶色く枯れた葉が堆積したもの)を熊手やレーキで、出来るだけかき取って捨てます。
この時、少々緑の葉も取れますが、構いません。 |
3) エアレーション |
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ハンド用エアレーション道具により、3〜6cm間隔くらいで全面に穴を開けて下さい。
この時出来るコア(穴を開けた時に出来る筒状の芝カス)は竹ぼうきや熊手で除去して下さい。 |
4) 土壌改良材散布 |
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有機系や無機系の土壌改良材を、規定量全面に均等に散布して下さい。
<参考>
弊社のスクラムソイルGをご使用の場合、規定量は100g/uです。
スクラムソイルGはこちら |
5) オーバーシード(播種) |
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芝の芽数(密度)に応じて種を播きます。
<参考>
ターフ状(芝生が密に生えた状態)になった芝は概ね50〜60g/u位芽数があります。
見た目の密度が半分くらいならば、30g/u程度播いて下さい。
<注意>
種の播き過ぎは良くありません。
播き過ぎると芝が過密状態になり、芽は出ますがその後大きく育つことができないため、乾燥や病気に弱くいずれ枯れてしまいます。
播き過ぎた場合は種を散らすか、芽が出た後で間引いて下さい。
三種混合芝・種子はこちら
ウインターオーバーシード(WOS)専用芝・種子
(冬に茶色くなる芝用の種子)はこちら
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6) 覆土(目砂) |
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種や土壌改良材がずれない様に丁寧に、5oくらいの厚みで全面に川砂や珪砂をかけ、砂が少し乾き気味になるまで時間をおいてから、トンボや均し板などで優しくすり込んで下さい。
<注意>
固結しやすく芝の育成には不向きですので、真砂土などは使用しないで下さい。
砂が厚過ぎる部分があると、元々残っていた芝の葉が砂に埋まり中で枯れてしまうため、種や土壌改良材がずれない様に気をつけながら、しっかりとすり込みを行って下さい。
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スクラムサンド3種類を比較する |
7) 散水 |
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播種後は、地域や日当たりなどの環境にもよりますが、2〜3週間程度表面が濡れた状態を維持して下さい。
その後は、徐々に季節に応じた量と頻度へ調節して下さい。
<注意>
普段の散水は芝生の根まで水を届かせる必要があるため、多くの水量が必要ですが、播種後も同様に水をやると、種が砂の中から浮いて出てきてしまいます。
霧状やシャワー状の柔らかい水で、1日数回に分けて少量ずつ与えて下さい。
芽が充分に育ってきたら、少量多回から多量少回の散水へ変更して下さい。そうすると、根の生長が促進されます。
また、病気を防ぐため夕方以降の散水は避けて下さい。
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8) その他 |
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・ 地域や日当たりなどの環境と時期によりますが、4〜14日後くらい(ライグラス:約4〜7日後、トールフェスク:約7〜10日後、ケンタッキーブルーグラス:約10〜14日後)から発芽します。
・ 播種後約3週間経過しても芽が出てこない部分や、少ない部分には追い播きをする(必要な箇所だけ5)〜7)を繰り返す)ときれいに仕上がります。
<参考>
播種適期:3月下旬〜5月下旬、9月上旬〜11月上旬頃
(地域やその年の気候により多少前後します)
・ 刈込みは、元々の芝が伸びてきた頃から、1週間に1回程度25oくらいの刈高で行って下さい。
元々の芝がほぼ残っていない場合は、新芽が30〜35mmくらいまで伸びたら、上記と同様の頻度と刈高で行って下さい。
芝刈機は刃がよく切れる状態に調整し、 ターンする時などには、種や砂がずれない様に十分注意して下さい。 |