三種混合芝の維持方法

西洋芝(三種混合ロール巻芝)を美しく維持するために

西洋芝を管理するためには下記のような管理、メンテナンスが必要になります。大規模な施工になると管理・メンテナンスも大変なものになります。特に西洋芝は夏場の暑さに弱いため散水を徹底する必要があります。
弊社では施工と共に管理・メンテナンスも行っております。ありとあらゆる実績から美しい緑を保つよう徹底的に管理致します。

三種混合芝について

(1) 寒地型の西洋芝です。(常緑です)
(2) 三種混合とは、
a) トールフェスク・・・暑さ、乾燥、日陰に強い。
b) ケンタッキーブルーグラス・・・寒さに強く、葉の色が濃くて美しい。
c) ペレニアルライグラス・・・成長が早く踏圧、擦り切れに強い。
各々1/3ずつ配合された芝です。
(3) 主にサッカー場等でスポーツ用の芝生として使用されています。
(4) 乾燥に弱いです。
(5) 暑さは苦手です。

刈り込み

(1)頻繁に刈る程、密な美しい芝生になります。
(2)育成期間(春・秋頃)は1回/4日~7日、行ってください。
(伸ばし過ぎてから1度に刈ると茎の部分で刈る事となり、枯れる危険があります)
(3)刈高は25mm~30mmが適当です。(一定の刈高で刈り続けて下さい)
※刈高を頻繁に変えて刈ると育成が悪くなり、弱い芝になります。
※この草種は低刈りに向いていません。(低刈りすると枯れます)
(4)刈り込みは非常に大事な作業なので、芝刈り機の整備(刃の切れ具合の調整)は常時行ってください。
※芝刈機は雨ざらしにならない様に保管して下さい。
※使用後は必ず刃の部分を洗って下さい。
※刃の切れが悪くなったら定期的に刃を研磨して下さい。
(5)刈りカスはきれいに集草してください。(芝生の上に残ると病気の原因となります)

散水

(1) 乾燥に弱いので、芝張り後や夏は特に注意して下さい。
(2) ただし、水のやりすぎは病気・根腐れの原因となりますので、芝生の状態を見て調整して下さい。
(3) 水量は根の部分まで十分に水がいきわたるまでたっぷりと。
※少量の散水は浅根の原因となり根が深く降りません。(乾燥に弱い芝となります)

施肥

化成肥料等を30g/㎡、1回/月 均一にまいて下さい。(まきむらがあると色の濃淡が出ます)
※大量にこぼすと濃度障害で枯れますので、注意して下さい。
※夏は液肥を薄く散布して下さい。

殺虫・殺菌

予防も兼ねて1~2ヶ月に1回程度、使用する薬剤の規定量を均一にまいて下さい。
※症状により使用する薬剤は異なります。不明な点はお問い合わせ下さい。

その他

(1) 動物に糞尿をされた場合は濃度障害で枯れますので、水びたしになる位水をかけてうすめて下さい。
(2) 除草剤は基本的に使えませんので、なるべく手取りで行ってください。
※こまめに採ってください。
※雑草の種類によっては使用できる薬剤もありますので、詳しくはお問い合わせ下さい。
(3) 春期・秋期に更新作業(エアレーション、バーチカル、オーバーシード、目砂散布等)を行うと芝生の育成が良くなります。

(4) 寒冷地では夜間、寒冷紗をかけると霜対策に有効です。

年間管理モデル表 目安

   4月度5月度6月度7月度8月度9月度10月度11月度12月度1月度2月度3月度年間合計
散水作業散水1010156262303115107710269
刈り込み作業刈り込み44444432111234
施肥作業粒肥111   1111119
液肥   111      3
施薬作業殺虫剤散布 11 1       3
殺菌剤散布 11111      5

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